【都市工学】地獄への道を善意の公共事業でアスファルト舗装
ちょっとツイッターで面白い流れをみかけ、とぎゃるほどでもないかと思った(つか、とぎゃった、半年ROMってる最中で、使い方がよく分からんw)ので、自分用まとめ。
しかし地方経済を下支えするための公共事業によるインフラ整備がかえって地方の若者の都市流出を促進し、地方経済をどんどん衰退させたという自民党政権のストロー現象を思うと、実際自民党道路族のやってる土建屋支援は地獄への道を善意で舗装するという言葉そのままなのかもしれない。
— 岩倉侯爵 (@MValdegamas) 2013, 7月 28
農産物を輸送し製造業を誘致するためとして国道バイパスを整備したら全国チェーンのロードサイド店が多数進出して市内商店街が壊滅し農家以外はますます流出するなど。
— SUGAWARA, Taku (@sugawarataku) 2013, 7月 30
高速道路を一本通せばよいところをバイパスを縦横に通す。公共事業が来るし農地が転売できる。一部の兼業農家は儲かり車を何台も買うが、車を持てない人は出ていくしかない。
— SUGAWARA, Taku (@sugawarataku) 2013, 7月 30
バイパスができ、郊外へと都市機能が拡充され、さらに都市を結ぶ高速道路ができ、新幹線ができ、地方は確実に集約されてた中心から外へ、さらに外へとストローで吸われてきた。人の移動が簡単になれば、相対優位がある巨大都市がさらにら巨大に。短期的成果と長期的な繁栄をある意味でトレードしてる。
— 木下斉/HitoshiKinoshita (@shoutengai) 2013, 7月 30
さらに中活で、中心部の土地を道路拡幅目的などで買収したら、皆が商売やめたりと産業がますますなくなったり。。 RT @sugawarataku: 農産物を輸送し製造業を誘致するためとして国道バイパスを整備したら全国チェーンのロードサイド店が多数進出して市内商店街が壊滅し農家以外はま
— 木下斉/HitoshiKinoshita (@shoutengai) 2013, 7月 30
起死回生!で再開発したら老舗百貨店や商店街を潰してしまったり、挙句にそこもダメになって役所が入ってたり、区画整理したのに土地は売れなくて放置されてたり、ほんとうに地方向け政策は、一部の人は土地を売り抜けたけど、その代償は活性化どころかトドメになる程にとてつもなくデカイものがある。
— 木下斉/HitoshiKinoshita (@shoutengai) 2013, 7月 30
どこの地方でも寂れていくシャッター商店街への不満をきくと「駐車場がない」「道が狭い」「歩きまわらないといけない」「早く閉まる」というのが殆どでその不満に応えようとすると「イオンがほしい」という事になるんだよね。「特色ある商店街」って地元の人は本当に望んでるんだろうか。
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2013, 7月 30
商店街が踏ん張ってるとこってもちろん商店街自体の集客努力はあるんだろうけど近隣の交通不便さという要因も大きい気がするね。板橋はそうだっけ。郊外店へのアクセスにストレスがあるので地元商店街で済ますという選択。これが道路に便利がきくようになったら郊外に行くんじゃなかろうかと。
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2013, 7月 30
地方がイオンといった大型店舗を(表向きはどうあれ)歓迎する理由は消費者としての選択はもちろんだけど、雇用の期待というのがあるよね。レジ打ちパートでも何十人の雇用確保というのは商店街にはない。家内制の二世ばっかだもん。商店街ギルド以外の地元民は地域経済の循環に入ってる感覚がない。
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2013, 7月 30
本質は、いきたいと思う店がない、と言われる。 RT @synfunk: どこの地方でも寂れていくシャッター商店街への不満をきくと「駐車場がない」「道が狭い」「歩きまわらないといけない」「早く閉まる」というのが殆どでその不満に応えようとすると「イオンがほしい」という事になるんだ
— 木下斉/HitoshiKinoshita (@shoutengai) 2013, 7月 30
「行きたいと思う店」を具体的にきくと専門店ブランドで複合商業施設なのかというジレンマも聞きます。RT @shoutengai 本質は、いきたいと思う店がない、と言われる。 RT どこの地方でも寂れていくシャッター商店街への不満をきくと「駐車場がない」「道が狭い」「歩きまわらない
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2013, 7月 30
新規店舗がいいと言われます。基本。だから商店街でも常に新しい店が入り続けると確かに人が増加します。古くさいいつまでも同じ店に飽き飽きされてるのだと。 RT @synfunk: 「行きたいと思う店」を具体的にきくと専門店ブランドで複合商業施設なのかというジレンマも聞きます。
— 木下斉/HitoshiKinoshita (@shoutengai) 2013, 7月 30
地方のイオンの専門店街の触れ込みは、初上陸!みたいな、東京とかにある店のチェーンが初めて地元にくる、みたいなところに価値がある。何が買いたいというよりも、まずは行く理由となるだけの店が出てこないといけない。
— 木下斉/HitoshiKinoshita (@shoutengai) 2013, 7月 30
古い商店街プレイヤーの一新ではなくルーキを入れることで観客の気を引くという感覚は大事ですよね。スタジアムが綺麗になっても選手が同じだと観に行く魅力がない。RT @shoutengai 新規店舗がいいと言われます。基本。だから商店街でも常に新しい店が入り続けると確かに人が増加し
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2013, 7月 30
アーケード、カラー舗装しても、店が一切変わらないので誰もこないのも当然。全体変化より常に部分変化を継続するのが大切。 RT @synfunk: 古い商店街プレイヤーの一新ではなくルーキを入れることで観客の気を引くという感覚は大事ですよね。スタジアムが綺麗になっても選手が同じだと
— 木下斉/HitoshiKinoshita (@shoutengai) 2013, 7月 30
一新ではなく、常に変化を作り続けるのが鍵なんですよね。あえて敵をも巻き込む強かさが要求されると感じてます。 RT @synfunk: 古い商店街プレイヤーの一新ではなくルーキを入れることで観客の気を引くという感覚は大事
— 木下斉/HitoshiKinoshita (@shoutengai) 2013, 7月 30
地方民(つっていいのか)の「イオンいったら楽しい」という感覚はなんか新しいものがあるんじゃないかという期待がある面もあると思うね。商店街にそれがあるなら俺は行くけど、新しい店が出るのは殆どないもの。
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2013, 7月 30
役所と地元商店街が組んで「活性化」というと有名人呼んだ単発イベントや期間限定商品券といったところが多い印象。それはハレだべ。一時的には集まるけど続くのかという。ケの状態を目新しさやプレイヤーの入れ替えで底上げしないと、買い物は毎日の話だぜ。
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2013, 7月 30
俺は地域経済コンサルタントでもなんでもないが、地元のシャッタ商店街にどうやったら人は行くかと自分で考えると、島根にスタバが出来て長蛇の列っニュースを、アレは都会を味わいたいというのより久しぶりに新しいのが来たというwkwk感が強いよねというのがどうにか繋がらんかと思うところ。
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2013, 7月 30
一般化して悪いが、地方民をしてワタミを利用することを嘲笑うのに「あんなブラックじゃなくても酒飲めるじゃんw」というのはわかる。地方民に限らないが。「イオンじゃなくても買えるじゃんw」というのはない。イオンじゃないと買えないのだ。地方に住んでみろ。
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2013, 7月 30
地方民にとってユニクロが入っているのはイオンや大型店舗しか無い。地元で買えとなると変なペイズリー柄の服をマネキンに着せて昭和から売ってる上村洋品店(仮名)みたいなとこしかないんだよ住んでみろ。
— ナスカの痴情ェ (@synfunk) 2013, 7月 30
途中、中心市街地に核店舗あった方が、郊外型SCに対抗できるよね、的な話も出てきてたのですが、ウチの街では既に核店舗(駅前長崎屋、再開発地区ジャスコ、旧市街地地元資本)の撤退が完了してるので、載せませんでした(笑)。
ちなみに、この日曜日に、某・田中角栄先生のお膝元(人口30万?都市)で、田中先生関連バス会社が広大な土地を持っている地域の美術館とSCに行ってきました。
美術館には全然、若い人がおらず、30代の自分が一番、若い方。会期が始まって1カ月なので、若い人たちは既に見終わっている可能性もありますし、休日の開館(午前9時)直後みたいな時間帯のせいかもしれませんが。
一方で、そこから徒歩五分くらいのSCまで…この間には、広い歩道が整備されているのですが、まったく歩いてる人などいるはずもありません。夏で暑いからって、この大豪雪地域で、暑い時季に歩かなかったら、冬なんてもっと人が歩くはずもなく、春と秋の何カ月のために歩道整備してんだよ?って話です。
そして、SCの中は大混雑でした。中学生くらいのグループから、若いカップル、家族連れ、中年夫婦まで。
しかし、5年ぶりくらいに当該SCに行ってみて、入居してる店舗がなんか、アレですね、こうエヴェレット・ロジャースのイノベータ理論で言うところの「アーリー・マジョリティ」向けブランドばっかりで、「イノベーター」向けブランドなんかSCに入ってる訳ないんですが、それにしても、「アーリー・アダプター」向けブランドも1店も見当たらなくて、よく、こんな品揃えで客が集まってるな、という。
いや、こういう品揃えだからこそ、人口のボリュームゾーン狙いで客が集まるんですよね、とか、そういう話ではなく。
多分、あの街でも流行に敏感な…あるいは文化や感性を重視する人たちは、県庁所在地まで買い物に出るんだろうな、と思いました。田中先生謹製の高速道路使って、車で1時間強? 同じく新幹線なら30分弱。まあ、東京まで新幹線で2時間掛からない地域ですからね。朝8時に家出て10時に東京着いて、夕方7時まで1日買い物して、夜9時には家に帰れる。
でも、うちらや彼らは買い物に行けるけど、東京の人らは滅多にこっちに来ないからね。