aemdeko

日々の仕事に必要な調べ物の結果や個人的見解を備忘録的に書いておくと他の人に役立つこともあるかも、くらいのノリで。対象範囲は人口構造、社会保障費、都市計画、行政運営、地方自治あたりになろうかと。

中小企業庁の支援事業活用を考える必要に気付くなど

 市役所で産業振興の部署に長くいたクセに、すっかり存在を忘れていたぜ(笑)

 

 経産省の新年度事業概要も在職中に見てたけど、自分が使うつもりで見てなかったので、後で一応、再チェックしないとだ。

 とりあえず、中企庁のページ見に行って、創業者が普通に使えそうな事業は、主に下記3つかなー。

 

sogyo-hojo.jp

創業スクール

平成27年度予算「地域中小企業・小規模事業者UIJターン人材確保等支援事業」に係る事業者の募集を開始します

 

 1番目は後で詳しく書く。

 2番目の創業スクールは、新年度もパソナが引き続き受託して実施する模様。でも、去年、うちの県内でスクール実績ナシ(´・ω・`)

 ま、うちの県には、中小企業大学校があるので、そこの講座に通えばいいけど(創業者向けに特化したのはないっぽいが)。

 いや、体系的な知識を身に着けたいなら本を読んだ方が早いし、個別具体の疑問点の解決には同業者のところに相談、修行に行った方が確実だと思うんだけど、仕入れ先、潜在顧客の漁場、あるいは人間観察/マーケティングの場としてはもちろん、視野を広げる意味でもネットワークづくりの場として、こういう場所は一定の方向感を共有できる人たちがいるハズなんで、人が集まる場所には出てった方がいいかなー、とか思ったんですけどね。

 

 3番目についても、別に人を雇うつもりはないし、雇うなら補助金が切れるまでに独立させるか継続雇用できるだけの成長率を確保できる仕組みが必要ってことだけど、とりあえず、どんな支援事業なのかすら見えてこない。

 これもウチの県の事務局は、去年と同じところが内定されてるんだけど、去年の事業報告っぽいものもなし。あくまで、金融機関とかへの間接サポートなのかなぁ。

 

 で、補助金

 製造業からサービス業まで広範に対象にしてるので、なかなか要らない補助対象経費とかもあるんだけど、設備費として事務所/店舗の改装費、備品費が認められてるのは大きい。上限3分の2、200万だから結構、初期投資を下げられる。

 とは言え、26年度補正分が3月末で締め切られていて、こないだ国の予算が成立したんで、そろそろ27年度募集始まるんだろけど、間に合わなそう。

 早くて週明け、遅くとも連休明け公募開始で、多分、公募期間1か月って考えると、そんな急には見積もりマトマラんだろなー、と。

 …し、間に合ったら間に合ったで(2次募集あったとして)、その後、審査~交付決定まで月単位で足止めくらうのもアホらしいしなー。

 どんぶり勘定でとりあえず通して、変更申請で対応OKとかなら、申請するだけしてみるのもアリなんだろけど、その辺の使い勝手も分からんからなー。

 

 市役所で補助金出す側の担当もしたし、貰う側の仕事もしたけど、使い勝手ってのは、担当者次第なんですよねー。まあ、そこの組織の風土が担当者の姿勢に影響を与える部分も大きいけど。

 結局は、制度よりも運用、という話になるのが日本の行政でして。

 つまり制限速度60km/hの道路で、大半の人たちが61km/h以上出してるけど、特に事故とかなければ、滅多に取り締まられないし、罰せられない、というような世界な訳で。

 補助金とかも何が認められて何が認められない、とか一定の基準はあるけど、広いグレーゾーン案件をどう扱うかは、結局、担当者が上司(を通じて、有権者)にロジカルな整合性を説明できるかどうかだし、そもそも、担当者がchiken shitで慎重な人で説明する気ない、とかだと、補助金なんか手間だけ掛かって、そのやり取りに係るレイバーコスト(と前述のようにタイミング)を考えたら、貰った方が損するパターンなんか、いくらでもあると思うんですよ。

 

 とりあえずは、政策金融公庫とか地元の地銀、信金は相談に行くと思うので、そのついでに感触を測る感じでしょうか。

 あー、地銀と信金、どっちをメインバンクにするかとかも考えなくちゃだなー。

 

2015/04/11 13:15追記

 中企庁予算、26年度補正が50億、27年度当初が7.6億とか圧倒的に補正で出してた方が有利なんじゃーん。

 と言うか、予算の組み方を見るに、26補正が一般向け直接補助で、27は支援機関向け補助のみって構成っぽいから、新規の公募はなさそうな気もする。