aemdeko

日々の仕事に必要な調べ物の結果や個人的見解を備忘録的に書いておくと他の人に役立つこともあるかも、くらいのノリで。対象範囲は人口構造、社会保障費、都市計画、行政運営、地方自治あたりになろうかと。

ビリギャルの表紙の人の件で

  普段、書いてるテーマと違いすぎるんだけども、ライフハック、という意味では、まあ、当てはまるからいいや、的な。

 

 で、ビリギャルの映画版が公開されているそうで。

 

birigal-movie.jp

 

 この話、最初に、storys.jpでバズってたときに読んだけど、その後、書籍化以降の流れとかは、全然、追ってなかった。本屋で平積みしてあるのは見かけたけど。

 ※その点、「電車男」と同じくネットでバズることと、リアルでバズることの違い(マーケットの大きさとか)を見せつけられる感じはある。

 

storys.jp

 

※以下、本題に入るまで自分の立ち位置の説明が結構、長いので急ぐ方は、この辺まで読み飛ばしていただいて。

 

 で、storys.jpで読んだときの感想は、遠い昔のことで忘れかけてはいるけれども、書いているのが塾の先生で、学校の勉強ができないけどやりたいって子に対して、どうやったらできるようになるか一緒に考えるのは、教える側の目線では、まあ、興味がない世界ではない。

 自分も周りに勉強教えてくれと頼まれたり、個別指導の塾講師をバイトで実際にやったりしたこともあるので。

 多分、何かモノゴトが上手く機能していないとき(この場合、勉強する気はあるのに成績が絶望的に悪い)に原因と対策を考えて、それを上手くいかせる、ってエンジアリング的な対象として、興味がある/あったんだと思う。

 

 一方で、人に勉強を教えてくれって頼まれたときにもそう感じるし、この話や「ドラゴン桜」みたいな受験ネタに接したときも、そうなんだけど、実際問題、自分は偏差値を40も上げられるレベルまで(つまり30前後まで)偏差値を下げたことがないので、勉強ができない人、勉強をやって成績を上げた人には、中々、感情移入できない。

 学校の勉強は、まあ、そりゃ地方の公立小中高出身なので、周囲に比べたら、全然、やってないってことはないんだけど、それでも勉強できる子たちに比べたら、教師からいつも「お前、少しできるからって、ナメてるとそのうち痛い目に遭うぞ?」と言われるくらい、勉強しなくても成績は常に上位にいたので。

 一方で、体育の授業とか球技大会とか部活とか運動会とかでは「本気出せよ」と言われても、いやいや、出してるし、これ以上、努力できたとしても何も変わらねーよ、と思っていたし。

 だから、自分の中では、努力をしたら世界が変わった、的な世界観に対して、本当に共感ができない。

 

 なので、本人のその後とかも記事化されてるらしいんだけど、特に興味はなくて追っていなくて、2chでこのネタになると、以下のような感想が出るらしいんだけど、まあ、この展開になるのは理解できる(笑)

「元々お嬢様だし地頭がよかったんだろ」

「受験科目が英語と小論だけの馬鹿SFCかよ」

慶應総合政策学部くらい誰でも受かるだろ」

「大学から慶應のくせに偉そうだな」

慶應とか所詮私立だろ。東大に受かってから言え」

慶應卒業してもブライダル会社にしか就職できなかったのか」

 

 で、そんなことは、どうでもよい。

 以下、やっと本題。

 

 本の表紙を平積みしてあるのを見たときは、てっきり本人の昔の写真なのかと思ったけども、そうではなくて、モデルさんなのだ、というのは、どっかで見て知っていた。

 けれども、そのモデル、石川恋さんの話の方が、ビリギャルよりは、より多くの人に共感を持てるのではないか、と今日、本人のブログを読んでて、思いました。

 

ameblo.jp

 

 タイトル「こいのきせき」って読んだけど、「れんのきせき」で自分の今まで、つう意味ですね。

 

 いや、ビリギャルの話の功罪って、日本人はそういう話が大好きだけれども、努力をしたら報われる、的な話は、結構、無責任だと思うんですよ。

 

 彼女のブログを読んでも、この表紙の仕事をするまで、夢に向かって努力をしても全然、報われてなくて、この表紙の仕事でようやく自信をつかむのだけど、それじゃあ、この表紙のために特別な何かをしたか、と言うと、そうでもない。

 でも、大事なことは、結局、そういうことだろう、と思うのですよね。

 

諦めるタイミングなんてたくさんあったと思います。

でも諦めない決断をするタイミングってきっと少ない。

 

 仕事を続けていくのが簡単な世界ではないけれども、賢い子だとは思うので、是非、自分のやりたいこと、得意なことを見極めて、歩いてってほしいな、と思いました。

 

 以下、本人ブログ記事もう1本と雑誌取材2本。

ameblo.jp

mdpr.jp

wpb.shueisha.co.jp

 

 髪、黒い方がいいと思う!