数学科の男
本来であれば、このブログのテーマに沿う話ではないのだけど、まあ、さっき結婚ネタ書いたので、勢いだけで書く。
こないだ、高校のときの友達と久しぶりにメシを食ったんですよ。全部で6人。とは言え、うち2人は、この日のこのネタに限らず、コミュ力が絶望的になく、ほぼ空気と化しているので、気にしない。1人は、普段から気を遣いすぎる男で、その反動なのか酒が入ると意味のある発言は一切しなくなる、という意味で存在価値がやはりないので、気にしない。
残り3人は、機械工学科出身公務員の私と、電気工学科出身でメーカーの回路設計技術者の男(既婚)、そして、この話の主人公である数学科出身でメーカーの総務系の男。
数学科に彼女ができた。両親は、お前と付き合ってくれる女の子なんて、もう一生現れない、彼女の気が変わる前に、とっとと結婚してしまえ、とうるさいらしい。
電「まあ、あせる必要はなくて、自分のタイミングで決めればいいと思うよ。ただ、記念日は覚えやすい日の方がいいよね。忘れると大変なことになるから」
数「覚えやすい日ねー」
機「ああ、3月14日とかね」
数「なんで、ホワイトデー?!」
機「バレンタインのお返し、的な。いやいや、お前、数学科だろ、3.14って言ったら、円周率だろ?」
数「なんで、円周率?!」
機「別に、ヒトヨヒトヨニヒトミゴロとか、フジサンロクオームナクでもいいと思うけど」
数「ルート?」
機「覚えやすいじゃん。で、円周率だと、円にまつわる数字で、しかも、繰り返しがなくて、ずっと続く、的な。さすが、数学科!」
数「なるほど、、、」
電「彼女は、そういうの理解できる人なの?」
数「いや、多分、無理」
機「だから、お前が教えてやったら、さすが数学科!ってなるだろ」
数「3月は早すぎるし!」
機「えー、じゃ、11月29日、イイニクの日とか」
数「ニク? 敢えてニク?」
機「いや、ニクは後付けで、1年12か月で一番デカイ素数が11で、11月で一番デカイ素数が29だから。素数、それ以上、分けることができない数。ほら、結婚式の祝儀、偶数だと別れるからダメとか言うけど、数学科としては奇数でも3の倍数とか割り切れるじゃん!って思って許せないでしょ?」
数「別に、許せるだろ!」
電「彼女は、そういうの理解できる人なの?」
数「いや、多分、無理」
機「面倒くせーな。もう、この際、付き合って1年とかでいいんじゃね?」
数「あー、そうすると実は、この流れに意外と乗ってる日でさ」
機「いつ?」
数「8月16日」
電、機「2の3乗と2の4乗!」
フィボナッチ数とか出てこなくて、良かったです。